どれ位勉強したら喋れるようになる?
小学生の子供であれば、語学学校へ通わずとも1年間英語環境に置かれるだけで自然に英語が出来るようになり、発音もネイティブ並みになるものの、言語の発達の仕方が違う大人の場合そうは行きません。
会話はできず、単語の羅列と身振り手振りで意思を伝える「初級レベル」の大人の場合、半年位勉強すると日常会話や電話、Emailができるようになります。簡単な会話や電話、Emailが出来る「中級レベル」であるなら、1年程勉強すれば専門学校に入学できる程度になるんです。
「勉強する」の具体的な意味は「毎日5時間程度、聞く、話す、読む、書くを自分のレベルにあわせて総合的に学ぶ」事。つまり語学学校にフルタイムで通う様な勉強のしかたの事です。
ネイティブ並みの発音を身につけるには更に数年の学習と、何よりも才能が必要。実際の所、人によっては一生ネイティブ並みの発音は身に着けられません。ただ、英語というものは発音さえ良ければ通じるものではなく、正しい文法や時制、理にかなった文章の構成力など総合的な英語力が必要なので、発音ばかり気にする必要はありません。
上達のスピード
上達のスピードには現英語レベル、語学の才能、学習の動機、年齢など色々な事が関係しますが、キーポイントは「どれだけ勉強するか」。英語圏に住んでいても勉強しなければ何年たっても上達ません。
「会話はできず、単語の羅列と身振り手振りで意思を伝える初級レベルの大人」が留学した場合の上達のスピードを見てみよう。
1ヶ月
英語に耳が慣れ、話しかけられても落ち着いて返答できるようになる。
3ヶ月
対面でのコミュニケーションだけでなく、簡単な電話やEmailが出来る様になる。
6ヶ月
ゆっくりしたスピードの日常会話、複雑でない電話やEmailが出来る様になる。
9ヶ月
普通のスピードでの日常会話、多少複雑な電話やEmailが出来る様になる。
1年
複雑な会話、電話やEmailができる。専門学校入学レベル。
年齢は関係する?
個人差はあるものの、大きく関係します。
英語環境に置かれるだけで自然に英語ができるようになる能力は13歳頃を境に失われて行き、20歳を過ぎると消失する為、大人は論理的英語学習が必要。なので大人は語学学校に通う訳です。更に20~30代であれば発音矯正しやすいものの、40代以上は矯正が難しく、上達のスピードも遅くなる傾向にあります。
英語学習をする上で年齢は一つの大切な要素であるものの、語学の才能や学習の動機などの要素も同じく大切。「年だからいまさら英語なんて、、、」と諦める必要はありません。